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不妊治療アドバイスブック

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不妊治療アドバイスブックでは、不妊治療をお考えの方にあてて、当院長が不妊治療に関する技術や考え方などの情報をお伝えしていきます。

PESA(経皮的精巣上体精子吸引術) TESE(精巣内精子採取術・精巣内精子回収法) 2015.06.05更新

今年に入り、
PESA(経皮的精巣上体精子吸引術)
TESE(精巣内精子採取術・精巣内精子回収法)
の希望の方が増えてきました。

「男性不妊と女性不妊が一人の先生で診てもらえる。」

といって来院される方を診察や手術をさせていただくと、
男性不妊症の臨床技術を習得して本当によかったと感じます。

PESAやTESEの技術の習得には産婦人科だけでなく、
泌尿器科の知識も必要になります。

私も常に、
「もっと、手術時間を短くできるのではないか?」
「もっと、効率よく精子が採取できるのではないか?」
と考えています。

当院では、毎日、院内での手術が可能です。
男性不妊外来も毎日実施しております。

初診の方は予約が必要ありません。
時間がある時に、パートナーの方と一緒にご来院ください。

原因不明不妊症について  2015.01.11更新

「私、原因不明の不妊症なんです。」

といって、アクトタワークリニックに来られる方が少なくありません。

「妊娠したくてもできない」ことには必ず原因があります。

多くの方が、

「検査で問題ない=妊娠できる」

と考えておられますが、

「検査で問題ない≠妊娠できる」

が正解です。

年齢、治療歴、及び、性交後試験(ヒューナーテスト)が問題ないのであれば、

原因は、男性側ではなく、女性の側にあることがほとんどです。

当院では、原因不明不妊症という曖昧(あいまい)さを排除し、

「妊娠したくてもできない」原因を特定し、

克服する方法を一緒に考えていきます。

(「不妊治療40のヒント」より改変)

夫リンパ球免疫療法 不育症 習慣流産 2014.07.13更新

不育症・習慣流産の治療で、
夫リンパ球免疫療法 
を希望して、当院に来られる方がいますが、
当院では行っていません。
夫リンパ球免疫療法は、
1980年代から1990年代にかけて
一時期行われてきましたが、
現在では、効果がないことと、
夫リンパ球免疫療法を受けた側(通常は妻側)
が感染症になる危険性があり、
世界中で中止されている治療です。
Lancet 1999 354(9176):365-9.
Full text
特に、アメリカ食品衛生局(FDA)は
夫リンパ球免疫療法を行う場合は、
通常診療で行うことは認めず、
研究・実験目的のみで行うべきだと勧告しています。
明らかなことは、夫リンパ球免疫療法は、
妊娠継続率を上げることはないということです。
ですから、もう一度言いますが、
当院では
夫リンパ球免疫療法
は、行っていません。
明らかに医学的に効果があるという確固たる根拠がなければ、
今後行うことは無いでしょう。
それは、効果がないことを、あたかも効果があるようなことを言って、
不育症・習慣流産に悩む方を惑わしたくないし、悲しませたくないからです。
万が一、効果がなくてもよいからという理由で
どこかの医療施設で行うのであれば、
夫リンパ球免疫療法は、輸血することと同じなので、
日本産科婦人科学会のガイドライン
に沿って、必ず、
放射線照射
をしたリンパ球を利用してください。
未照射のリンパ球を接種することにより、
移植片対宿主病(GVHD)
を発症し、重大な副作用を引き起こす場合があります。

凝固第12(ⅩⅡ)因子欠乏症 不育症 2014.07.09更新

血液が凝固するには、様々な物質が絶妙なバランスで働いています。
その中で、
凝固第12(ⅩⅡ)因子というものがあります。
凝固第12因子が基準値よりも少なくなることを、凝固第12因子欠乏症といいます。
通常は、活性という検査方法で評価します。

凝固第12因子欠乏症は、出血ではなく血栓症を起こすことが知られ、
不育症の原因になると長い間信じられてきました。

しかしながら、凝固第12因子自体は無くても不育症にはならないのです。
(先天性凝固第12因子欠損症といいます。=凝固第12因子活性が0%です。)
これを、世界で初めて2001年に報告したのが、浜松医科大学産婦人科チーム(1)です。

この報告の中で、生まれつき凝固第12因子が無い女性が、4回妊娠し、3回分娩に成功しています。
凝固第12因子自体が不育症に多大なる影響を及ぼすのであれば、
凝固第12因子欠損症の女性は妊娠継続しないはずです。

この論文の中では、凝固第12因子欠乏症の女性は、
凝固第12因子活性を下げるような自己抗体があり、
その結果、検査上凝固第12因子欠乏症となってしまい、
さらに、この自己抗体が不育症の原因物質となっていると結論付けています。

その後、2008年に東海大学の不育症チームがその自己抗体を同定しました。(2)

凝固第12因子欠乏症が疑われた場合には、
抗リン脂質抗体症候群等の自己免疫疾患が無いかどうかを調べるのがいいでしょう。 

1. Is factor XII deficiency related to recurrent miscarriage?
Matsuura T, Kobayashi T, Asahina T, Kanayama N, Terao T.
Semin Thromb Hemost. 2001;27(2):115-20.

2. The antigenic binding sites of autoantibodies to factor XII in patients with recurrent pregnancy losses.
Inomo A, Sugi T, Fujita Y, Matsubayashi H, Izumi S, Mikami M.
Thromb Haemost. 2008;99(2):316-23.

不育症 習慣流産 プロテインS欠乏症 (Protein S) 2014.07.03更新

不育症や習慣流産で悩まれる方が少なからずおられます。

今回は、プロテインSについて考えてみたいと思います。

先天的にプロテインSという血栓を予防する物質が減少している人は血栓症を起こしやすく、
抗リン脂質抗体症候群と同じように流産を起こしやすいと考えられてきました。
こういった方を
先天性プロテインS欠乏症
と診断することがあります。

最近分かってきたことは、プロテインS欠乏症には、
抗リン脂質抗体症候群が関与しているということです。
具体的には、抗リン脂質抗体症候群の方は、プロテインSが欠乏することが多いのです。

ちなみに、抗リン脂質抗体が初期流産にも関与するのは血栓では無いということもわかってきています。
絨毛細胞(胎盤のもとになる細胞)の増殖や脱落幕膜への浸潤を阻害するからと考えられています。

最近の不育症に関する多数の報告によれば、
プロテインSについては、低下群も正常群もその後の流産率に差を認めていません。
そのため妊娠10週未満などの妊娠初期の反復流産について、
プロテインSは関係ないと考えられています。

もう一度言いますが、プロテインSは、抗リン脂質抗体症候群の方は低下します。
抗リン脂質抗体症候群の自己抗体がプロテインSの低下を引き起こしているのだと考えられます。
抗リン脂質抗体症候群ではない方がプロテインSが低下していても流産率には差がないのは、自己抗体が無いからです。

「プロテインSが低下している症例では、無治療よりも低用量アスピリンもしくは低用量アスピリン+ヘパリン療法を行った方が妊娠継続率が高い」
という報告もありますが、この報告の中には抗リン脂質抗体症候群の方も含まれていると考えられています。

抗リン脂質抗体症候群であるか否かをしっかり診断基準に沿って行うことが、低用量アスピリンやヘパリン療法といった抗凝固療法の有効性に関与します。
当院では、不育症や習慣流産の原因を探求し、それに必要な治療を適切に行っています。

一般不妊治療費補助事業のご案内(人工授精) 2014.04.01更新

浜松市、袋井市、静岡市等で
人工授精に対して助成金が
出るようになりました。

当院では、
体外受精等で培ってきた最先端技術により、
精子の受精能力を最大限まで引き上げてから
人工授精を行うことが可能です。
また、子宮内膜を傷つけない精子注入法も
独自に開発しております。

また、ご希望される方に超高倍率観察(IMSI)下に精子の形態を確認いたします。
IMSI(Intracytoplasmic morphologically selected sperm injection)専用顕微鏡
この顕微鏡は、微分干渉による光学レンズとデジタル機能を組み合わせて精子を最大10000倍まで拡大して観察することが可能な最先端顕微鏡です。精子を詳細な部分まで観察することにより、御主人の精子の様子や今後の治療プランが立てやすくなります。尚、この顕微鏡はオリンパス社の協力にて静岡県内ではじめて当院に導入しております。

人工授精における
周期あたりの妊娠率は通常5~8%程度ですが、
当院の人工授精では、この最先端精子洗浄方法と精子注入法により、
周期あたりの妊娠率は15%以上となっています。

浜松市 人工授精の助成金に関する御案内
袋井市 不妊治療助成制度

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