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不妊治療アドバイスブック

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不妊治療アドバイスブックでは、不妊治療をお考えの方にあてて、当院長が不妊治療に関する技術や考え方などの情報をお伝えしていきます。

着床不全検査・診療について 2020.06.07更新

アクトタワークリニックでは、
難治性着床不全・着床障害の方のために
「着床不全検査・診療」
を行っております。
複数回、胚移植しても妊娠しない方や、
妊娠しても初期の流産となってしまう方がおられます。
慢性子宮内膜炎等により、着床不全・着床障害になる場合もあります。

着床不全の検査には、大きく分けて以下の項目があります、
① 子宮鏡:最先端細径内視鏡による子宮内膜の確認、発赤・マイクロポリープの有無
② 着床の窓(implantation window):ERA
③ 子宮内環境:EMMA・ALICE、子宮内フローラ、形質細胞(CD138)
④ 免疫応答・免疫寛容:Th1/Th2、ナチュラルキラー細胞活性(NK細胞)

当院では、これらのポイントを一つ一つ検査して、
必要があれば治療していきます。

ラクトフェリンやビタミンDのご相談も可能です。

妊娠・着床と免疫応答について(Th1/Th2) 2020.03.30更新

体外受精・胚移植を繰り返しても妊娠しない方
原因不明の不育症・習慣流産の方の中には、
受精卵や胎児を異物と認識してしまう作用が強く出る場合があります。
これを、拒絶反応と言います。

拒絶反応が起きるのには、受精卵が子宮内膜に着床するときに、
免疫学的な応答が適切に作用していないことが考えられます。

アクトタワークリニックでは、免疫応答の検査である
Th1/Th2 を行うことが可能です。
Th1/Th2の検査で異常が認められた場合、
子宮内膜側の拒絶反応を抑える薬である
「タクロリムス」を服用することによって、
着床・妊娠の促進ができると考えています。

Th1/Th2の検査は、平日(月~金)となります。
ご希望される方は、平日(月~金)に受診して下さい。

慢性子宮内膜炎 治療について 2019.12.28更新

反復着床不全の約30%に慢性子宮内膜炎を認めると言われています。
子宮鏡検査で慢性子宮内膜炎を疑った場合、
子宮内膜生検を行い、
免疫染色でCD138陽性の形質細胞を確認し診断することができます。
その原因は、大腸菌、エンテロコッカス、連鎖球菌、クラミジアなど様々で、
検出されないこともあります。
ゆえに、子宮鏡検査を行った時の子宮内の所見が重要となります。
最も典型的な所見は「strawberry aspect」といって
イチゴの外表用に発赤した子宮内膜といくつもの白斑を認めます。
このような所見を認めた場合、広域の抗菌薬の投与が必要で、
第1選択薬として
ドキシサイクリン(ビブラマイシン®︎,100mg)1日2回×14日間を使用し、
改善しなければ
シプロフロキサシン(シプロキサン®︎,200mg)+メトロニダゾール(フラジール®︎,250mg)1日2回×14日間
または、アジスロマイシン(1000㎎)等を投与して治療することが推奨されています。

参考文献
Johnston-MacAnanny EB, England's LL, et al
Chronic endometriosis is a frequent finding in women with recurrent implantation failure after in vitro fertilization. Fertil Steril 2010:93:437-41
日本産科婦人科医会HP

NK細胞と着床不全・不育症・習慣流産について 2019.10.26更新

アクトタワークリニックでは、
着床不全、不育症及び習慣流産で悩まれておられる方々に、
真摯な態度で検査、治療を進めていく考えです。

ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)では、
血中及び子宮内膜における
NK細胞
の検査は、
不育症及び習慣流産の評価に対して医学的な根拠はない。
というガイドラインが出しております。

しかしながら、近年、
兵庫医科大学の研究等により、
NK細胞と着床不全や不育症との関与が報告されております。

アクトタワークリニックでは、
NK細胞と着床不全や不育症等の関与の可能性を考慮し、
NK細胞活性の計測を行っております。

なお、着床不全や不育症及び習慣流産に関する検査は、多岐にわたります。
すべての検査を網羅することは、医学的根拠(エビデンス)がありません。
各種検査が不育症及び習慣流産に有効であるという
医学的根拠(エビデンス)が報告されるまで
可能な限り行わない方針であること
をご理解のほどよろしくお願いいたします。

ビタミンDと不妊治療と妊娠 2019.10.04更新

アクトタワークリニックでは、
血中ビタミンDの測定を行っています。

最近、血中ビタミンD濃度が低い女性は体外受精などの
不妊治療が成功する確率が低いとする研究報告は少なからずあります。
血中ビタミンD濃度が充足している女性と比べ、
不足している女性では妊娠率や妊娠継続率が低いということです。

当院では、
アメリカ内分泌学会の基準を考慮し、
血中25(OH)D濃度で
30 ng/mL以上:充足
21~29 ng/mL:少し不足(食事療法をお勧めしています。)
20 ng/mL未満:不足(サプリメントでの補充をお勧めしています。)

子宮内膜症や多嚢胞卵巣症候群などの
不妊症の原因となる疾患を持つ人は、
血中のビタミンDの濃度が低いという報告もあります。
また、銅(Cu)や亜鉛(Zn)といったミネラルの不足も、
不妊の原因となりうると考えられています。

しかしながら、ビタミンDの過剰摂取により、
体内カルシウム動態に影響を及ぼすことも考えられます。
銅や亜鉛も過剰摂取は、健康を損なうこともあります。
摂取に関しては、適度な量が求められます。

アクトタワークリニックでは、
的確な検査とサポートで
妊娠率の向上を目指しています。

参考文献 
Chu J, Gallos I, Coomarasamy A. et al. Hum Reprod. 2018;33(1):65-80.
190930.pdf

慢性子宮内膜炎 検査について 2019.07.12更新

近年、着床障害と慢性子宮内膜炎との関係が指摘されています。

慢性子宮内膜炎になると、子宮内膜に形質細胞が認められます。
形質細胞とは、細菌感染等が起きるとからだを守ろうとする免疫を担当する細胞です。
よって、子宮内膜に形質細胞を検出すれば、
細菌感染によって内膜が炎症を起こしていると診断されます。

アクトタワークリニックでは、
最新鋭の子宮鏡により、子宮内膜所見を細かいところまで画像解析を行い、
さらに、形質細胞のCD138染色を行うことにより、慢性子宮内膜炎の診断が可能です。

慢性子宮内膜炎と診断した場合、
ドキシサイクリン(ビブラマイシン)、アジスロマイシン、シプロキサン、フラジール等
の抗菌薬で治療します。

ご希望される方は、受診時にスタッフへご相談をお願いいたします。

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